
相続セミナー 【第2部】「遺言のすべて」~想いを未来へ繋ぐメッセージ~
いつも「相続セミナー」ブログをお読みいただき、誠にありがとうございます。
この度、【第1部:相続の基礎を固める】(第1回~第8回)が無事完結いたしました。第1部では、相続が開始した場合の法律上のルールや手続きの全体像について解説してまいりました。これらの知識が、皆様にとって相続問題への理解を深める一助となっていれば幸いです。
そして、次回よりいよいよ**【第2部:遺言のすべて - 想いを形にする】**がスタートいたします!
「自分の想いを確実に残したいけれど、どうすれば…」「家族が揉めないためには、何をしておくべきだろう…」 このようなお考えをお持ちの方にとって、この第2部は必見の内容です。
第2部では、ご自身の最終意思を法的に有効な形で残し、大切な方々への想いを伝えるための重要な手段である「遺言書」について、あらゆる角度から徹底的に解説してまいります。遺言書は、単に財産を分けるための書類ではなく、あなたの人生の集大成であり、未来への大切なメッセージでもあるのです。
【第2部】記念すべき最初のテーマは?
【第2部】の幕開けとなる**第9回(次回公開予定)**のテーマは、 **「遺言書はなぜ重要?~「争続」回避と意思実現の最強ツール~」**です。
この第9回では、
- なぜ遺言書を作成することが、残される家族にとって大切なのか?
- 遺言書があることで、どのようなメリットが生まれ、どのような問題を回避できるのか?
- 遺言書が「争続」を防ぎ、ご自身の意思を実現するための「最強ツール」と言われる所以は何か? といった、遺言書の基本的な意義と、その計り知れない重要性について、具体的な事例も交えながら分かりやすく解説します。遺言について考え始める第一歩として、最適な内容となっております。
今後【第2部】で取り上げる主なテーマ(予告)
第9回以降も、【第2部】では遺言書に関する様々なテーマを深掘りしていきます。以下に主な連載予定のテーマをご紹介します。
- 遺言がない場合の相続 ~法定相続のメリット・デメリット~
- 遺言書の種類①:自筆証書遺言 ~手軽さの裏にある注意点~
- 遺言書の種類②:公正証書遺言 ~安心・確実を選ぶなら~
- 遺言書の種類③:秘密証書遺言 ~内容を秘密にしたい場合~
- 自筆証書遺言、法務局保管制度の活用法 ~メリットと手続き~
- 失敗しない自筆証書遺言の書き方 ~法的要件と記載例~
- 公正証書遺言の作成プロセス ~準備から完成までの流れ~
- 遺言でできることリスト ~相続分指定、遺贈、子の認知、遺言執行者指定など~
- 遺言執行者とは? ~選任方法と役割、権限~
- 遺言書が見つかったら? ~開封前の注意点と「検認」手続き~
- 遺言書が無効になるケース ~作成時の注意点とトラブル例~
これらのテーマを通じて、遺言書の種類ごとの特徴、作成方法、法的な注意点、そして遺言書で実現できることの範囲まで、網羅的にご理解いただけるよう努めてまいります。
なぜ今、改めて「遺言」を深く学ぶ必要があるのか
「まだ自分には早い」「うちは財産も少ないし、家族仲も良いから大丈夫」 そうお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、遺言書は、財産の多少や家族構成に関わらず、全ての方にとって検討する価値のあるものです。
- 「万が一」は誰にでも訪れます: 将来のことは誰にも予測できません。元気なうちに意思を明確にしておくことが、残される方々への最大の配慮となります。
- 「想い」は言葉にしなければ伝わらないことも: 心の中で思っているだけでは、法的な効力もなければ、正確に伝わらないこともあります。遺言書は、その「想い」を法的に保護された形で残す手段です。
- 法定相続が必ずしも最善とは限らない: 法律で定められた相続のルールは一般的・平均的なものであり、個々の家庭の事情や故人の特別な想いを汲み取ることはできません。
- 「争続」は他人事ではない: どんなに仲の良い家族でも、相続をきっかけに関係がこじれてしまうケースは後を絶ちません。遺言書は、そのリスクを最小限に抑えるための予防策です。
この【第2部】を通じて、遺言書が持つ真の価値を再認識していただければと思います。
行政書士は、あなたの「想いを形にする」サポーターです
遺言書の作成は、法的に有効なものでなければ意味がありません。また、ご自身の複雑な想いを正確に文書に落とし込むには、専門的な知識と経験が必要です。
行政書士は、遺言書作成に関する身近な相談相手として、以下のようなサポートをご提供できます。
- どのような内容の遺言を作成したいか、じっくりお話を伺い、最適な方法をご提案します。
- 特に安全確実な「公正証書遺言」の作成においては、文案の作成から公証人との調整、必要書類の収集、証人としての立会いまで、トータルでサポートいたします。
- ご自身で作成される「自筆証書遺言」についても、法的な要件を満たしているか、無効になるリスクがないかなど、専門家の視点からアドバイスを差し上げます。
- 遺言の内容を確実に実現する「遺言執行者」として、ご指名いただくことも可能です。
皆様の「想い」を大切に受け止め、それが法的に保護され、確実に実現されるよう、全力でお手伝いさせていただきます。
【第2部】にご期待ください!
【第2部:遺言のすべて - 想いを形にする】は、遺言書についてのあらゆる疑問や不安を解消し、皆様が「自分らしい」遺言書を作成するための一助となることを目指しています。
相続の準備は、未来への責任であり、愛情の表現でもあります。この新しいシリーズが、皆様にとって、より安心で、より希望に満ちた未来を築くためのお役に立てることを心より願っております。
次回の相続セミナー第9回「遺言書はなぜ重要?~「争続」回避と意思実現の最強ツール~」から始まる【第2部】に、どうぞご期待ください!